八白土星（はっぱくどせい）

八白土星は土の性質を持ちます。山の土です。 「動かざるごと山のごとし」というように、一度決めたことはぶれない、真の強さを持つ不動の人です。 山の頂上を目指すように高い目標に向かって、不動の精神で進んで行きます。ただ、物事を決めるまでには少し時間がかかり、決断は遅いようです。

八白土星が担当する方位は東北。東北は鬼門の場所です。鬼門=気門で、気が生まれる、ヤル気の場所なのです。運勢の強い八白土星の方はいつもヤル気に満ちています。しかし、理想が高すぎたり目標がないと、まったくやる気が出なかったり、過去を振り返り、過去への後悔や恨みを持ちやすく、気分にムラが出やすい特徴を持っています。未来へ高い理想を掲げて進むのか、今はもうない過去に焦点を当てて生きるのかでは人生は大きく変わっていきます。どんな小さな事でも目標を持つことが大切なんです。

山には金銀の財宝や松茸のようなお宝がたくさん埋もれています。自分の中に才能や魅力がわんさか眠っているということです。山に埋もれているお宝を発掘するのは、周囲にいる人達で、人の手を借りて才能や魅力を見出してもらうのです。孤独が好きな八白土星の方は埋もれている才能を発掘できずにただ、眠らせているだけです。たくさんの人達と触れ合うことで、自分の魅力や才能が開花できるのです。 山の上に立つと周りがよく見えます。高い山の頂上に一人で立って上から目線で人を見下ろすと、 孤独の人になってしまいます。山を低くしてみんなが簡単に登れる山になると、多くの人が集まってきます。八白土星の方は謙虚な気持ちを持つ事が大切なんです。そして、つなぐ役割を持っています。家族をつなぐ役割や人間関係を繋ぐ役割です。八白土星は人の中で生きることで自分らしさを発揮できる人なのです。

八白土星の象意